安城寺村(読み)あんじようじむら

日本歴史地名大系 「安城寺村」の解説

安城寺村
あんじようじむら

[現在地名]千畑村安城寺

丸子まるこ川扇状地の先端部にあり、北は上野田かみのだ(現仙北町)、東は中野なかの村に接する。「月の出羽路」に「六郷より此村二十町斗り北に在り」と伝える。

観応三年(一三五二)一〇月七日付の足利尊氏教書写(鬼柳文書)に次のように記される。

<資料は省略されています>

仙北山本郡(現仙北郡)の阿条字郷は足利尊氏により、和賀薩摩守基義に与えられた。陸奥国を本領とする和賀氏もこの地方に一定の勢力を得た。


安城寺村
あんじようじむら

[現在地名]松山市安城寺町あんじようじまち

松山平野の北平坦部に位置する農村。西部は太山寺たいさんじ山塊の東斜面を負っている。東は和気志津川わけしつかわ村・高木たかぎ村、西は太山寺村、南は長戸ながと村、北は和気浜わけはま村に接する。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)和気郡の項に「安城寺村」とある。

この村のふなたにで縄文晩期の遺跡が発掘され、種々の問題を提供している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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