南田辺村(読み)みなみたなべむら

日本歴史地名大系 「南田辺村」の解説

南田辺村
みなみたなべむら

[現在地名]東住吉区田辺たなべ一―六丁目・南田辺一丁目・同三―五丁目・東田辺ひがしたなべ一―三丁目・駒川こまがわ三丁目・山坂やまさか一―三丁目など、阿倍野区ももいけ町二丁目・長池ながいけ町・昭和しようわ町四―五丁目など

住吉郡に属し、砂子すなご村の西にある。東端近くを駒川が北流し、南西部は当村の原野を開発した松原まつばら新田。古代住吉郡田辺郷(和名抄)の地。慶長一〇年(一六〇五)摂津国絵図では狭山さやま(現南河内郡狭山町)西井路筋に村名がみえる。同一四年片桐且元の検地をうけ(天明六年「村明細帳」桑津村文書)、元和初年の摂津一国高御改帳では高九八六石余、寛永―正保期(一六二四―四八)の摂津国高帳では八七七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android