南畑新田(読み)なんばたしんでん

日本歴史地名大系 「南畑新田」の解説

南畑新田
なんばたしんでん

[現在地名]富士見市南畑新田

下南畑村の北東南東流する荒川沿いにあり、同村と村境が錯雑する。中世には上南畑・下南畑とともに難波田を構成、近世初期までに分村したとみられる。江戸初期から川越藩領となったらしく、寛永八年(一六三一)、慶安元年(一六四八)検地が行われ、同年田三六町四反余・畑二三町六反余となった(南畑村之沿革史)。田園簿には難畑新田とあり、田三四石余・畑一一石余・野高三石余、ほかに野銭永一貫文。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳では高二四六石余、田三三町三反余・畑一二町七反余、新田は高三八石余、田五町一反余・畑一町九反余。延宝三年(一六七五)の武蔵野開検地で武蔵野中に飛地として九町一反余を名請(南畑村之沿革史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android