日本歴史地名大系 「南置賜郡」の解説 南置賜郡みなみおきたまぐん 山形県:出羽国南置賜郡明治一一年(一八七八)の郡区町村編制法に伴い、それまでの置賜郡が、東・西・南の三つの置賜郡に分割されて成立。成立時には旧米沢城下の一三一町と六二ヵ村で構成され、郡域は北部を除く現在の米沢市、西置賜郡飯豊(いいで)町の一部にあたった。郡役所は米沢屋代(やしろ)町に置かれた。明治二二年の市制町村制施行により、旧米沢城下の大部分と花沢(はなざわ)村など三ヵ村、および周辺七ヵ村の一部が合併して米沢市となり当郡から分離、当郡は中津川(なかつがわ)・南原(みなみはら)・上長井(かみながい)・万世(ばんせい)・六郷(ろくごう)・広幡(ひろはた)・塩井(しおい)・三沢(みさわ)・窪田(くぼた)・山上(やまかみ)の一〇ヵ村となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報