最新 地学事典 「南薩型金鉱床」の解説
なんさつがたきんこうしょう
南薩型金鉱床
Nansatsu-type gold deposit
鹿児島県枕崎市およびその周辺に分布する鉱染型金鉱床。鉱体は中新世の安山岩溶岩・火砕岩を交代した塊状または溶脱珪化岩。中心から外側へ明ばん石・カオリナイト・パイロフィライト帯,イライト・混合層粘土鉱物帯という変質累帯分布が特徴。鉱石鉱物は,金のほか,黄鉄鉱,硫砒銅鉱,コベリン,硫黄など。鉱床型は硫酸酸性熱水に伴う高硫化系浅熱水鉱床。春日,岩戸,赤石鉱山があり,K-Ar年代は6~3Ma。鉱量はそれぞれ金10t程度。鉱石は含金珪石として銅精錬所へ出荷。
執筆者:今井 亮・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

