コベリン(その他表記)covelline

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最新 地学事典 「コベリン」の解説

コベリン

covellite ,covelline

化学組成CuSの鉱物。銅らんとも。コベリン族の鉱物。六方晶系,空間群P63/mmc, 格子定数a0.37938nm, c1.6341, 単位格子中6分子含む。暗青らん色,息を吹きかけると紫色になる。亜金属光沢,六角板状結晶劈開{0001}完全,薄片は湾曲性,硬度1.5~2,比重4.76(測定値),4.602(計算値)。非常に薄いと半透明,一軸性正,光分散強,多色性顕著ω>ε,屈折率(Na)ω1.45。反射光で反射多色性(ω深青,ε青白)・反射異方性ともに強い。各種銅鉱床の酸化帯・鉱脈鉱床・黒鉱鉱床から,また火山昇華物として黄銅鉱輝銅鉱デュルレ鉱斑銅鉱硫砒銅鉱黄鉄鉱などとともに産出。イタリア,ベスビオ火山からこの鉱物を発見したN.Covelli(1790~1829)にちなみ命名。

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改訂新版 世界大百科事典 「コベリン」の意味・わかりやすい解説

コベリン
covelline

銅ランともいう。化学組成CuS。藍青色でへき開の発達した鉱物であるが,肉眼で認められる結晶はまれ。鉱石顕微鏡下で強い多色性と異方性を示す。六方晶系。モース硬度1.5~2,比重4.6~4.8。Cu66%。ときに玉虫色を示す。銅の二次富化帯に,他の銅の硫化鉱物表面をおおって,または割れ目を埋めて生成していることが多い。斑銅鉱の表面が紫色になったり,黄銅鉱の表面が青緑色になっている場合,表面だけの変色で,顕微鏡下でも格別の鉱物の生成の認められないことも多い。
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