南藤原村(読み)みなみふじわらむら

日本歴史地名大系 「南藤原村」の解説

南藤原村
みなみふじわらむら

[現在地名]明和町南藤原

はらい川河口の左岸にあり、北は北藤原村、東は祓川を越えて浜田はまだ村へ通じ、南は内座ないざ村、西はなか村に接する。「神鳳鈔」に「藤原御薗二石五斗二升九合」とみえる。天文一五年(一五四六)二月書写の神服部内戸納帳(「神服大神部・神部家文書」神宮文庫蔵)に「藤原の雑色 八郎左衛門」とある。「勢陽雑記」は、御炭山で黛を焼いて斎王に献上し、藤原の名を下賜されたと記す。時期は不明だが、藤原は三つに分れ、北藤原・南藤原・中村を名乗ったという。慶長一三年(一六〇八)より津藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android