南蛮宗(読み)ナンバンシュウ

デジタル大辞泉 「南蛮宗」の意味・読み・例文・類語

なんばん‐しゅう【南蛮宗】

室町末期から江戸初期にかけて、ポルトガル・スペインなどの宣教師により伝えられたキリスト教の称。天主教キリシタン宗。→キリシタン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「南蛮宗」の意味・読み・例文・類語

なんばん‐しゅう【南蛮宗】

〘名〙 室町末期から江戸初期にかけて、ポルトガル・スペインなどの宣教師によって日本に伝えられたキリスト教。天主教。キリシタン宗。
南蛮寺興廃記(1638頃)「南蛮宗の如く、財宝を費やし、人民利欲より帰伏せしむることを未だ聞かず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の南蛮宗の言及

【南蛮寺】より

…キリシタン寺ともいい,安土桃山時代の教会堂(教会および付属施設)。キリスト教が南蛮宗といわれていたのに由来する。教会堂には仏教寺院を改造し,仏教風に大道寺(山口),天門寺(平戸)などと寺号をつけたものもある。…

※「南蛮宗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android