南蛮宗(読み)ナンバンシュウ

精選版 日本国語大辞典 「南蛮宗」の意味・読み・例文・類語

なんばん‐しゅう【南蛮宗】

  1. 〘 名詞 〙 室町末期から江戸初期にかけて、ポルトガル・スペインなどの宣教師によって日本に伝えられたキリスト教。天主教。キリシタン宗。
    1. [初出の実例]「南蛮宗の如く、財宝を費やし、人民の利欲より帰伏せしむることを未だ聞かず」(出典:南蛮寺興廃記(1638頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の南蛮宗の言及

【南蛮寺】より

…キリシタン寺ともいい,安土桃山時代の教会堂(教会および付属施設)。キリスト教が南蛮宗といわれていたのに由来する。教会堂には仏教寺院を改造し,仏教風に大道寺(山口),天門寺(平戸)などと寺号をつけたものもある。…

※「南蛮宗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む