コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

南蛮寺興廃記 なんばんじこうはいき

3件 の用語解説(南蛮寺興廃記の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

南蛮寺興廃記
なんばんじこうはいき

江戸時代中期の史書。1巻。作者,成立年未詳。天正3 (1575) 年織田信長南蛮寺援助から寛永 15 (1638) 年島原落城 (→島原の乱 ) までのキリシタン宗門の歴史が記述してある。写本が伝えられ,慶応4 (1868) 年鵜飼徹定 (杞憂道人) によって刊行された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

なんばんじこうはいき【南蛮寺興廃記】

江戸中期,民衆のために書かれた教訓的排耶書。作者不詳。作者および成立年代不明の反キリシタンの俗説書《切支丹根元記》の大略を述べたもので,荒唐無稽な南蛮のキリシタン国等の世界地理は,1695年(元禄8)に西川如見が著した《華夷通商考》によって書き改められた。本書は江戸時代の知識人等の多く利用するところとなり,また実録風の民衆教化の書として大いに流布した。【五野井 隆史】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

南蛮寺興廃記
なんばんじこうはいき

江戸中期に編された反キリシタン俗説書。一巻。編者不詳。幕府がキリシタン禁制を強化した1660年代に現れた排耶(はいや)書や伝承に材料を得て幕藩体制に奉仕する御用学者の編になると思われる。種本は同じく著者不詳の『切支丹根元記(キリシタンこんげんき)』で、西川如見(じょけん)(1648―1724)による世界地理知識を加えているから、18世紀初期を下る時期の編と推定される。同系に属するものに『南蛮寺物語』『切支丹宗門来朝実記』などがあり、若干史実を反映しているが、史書としては取るに足りない。しかし、幕末の破邪僧養徹定(うがいてつじょう)(杞憂(きゆう)道人)による木活字本(1868)で広く知られるようになり、『史籍集覧』などの叢書(そうしょ)類にも収められている。[海老沢有道]
『海老沢有道著『南蛮寺興廃記・妙貞問答』(平凡社・東洋文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

南蛮寺興廃記の関連キーワード六諭現代文首題経法現代詩民衆芸術シューマン:子供のためのアルバム/piano soloシューマン, クララ:ロマンス ロ短調/piano soloモンポウ:前奏曲 第6番/piano solo民衆本

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone