南部坂(読み)なんぶざか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南部坂」の意味・わかりやすい解説

南部坂
なんぶざか

東京都港区北部,六本木2丁目と赤坂2丁目との境,氷川神社南側北東に下る坂。同社境内江戸時代初期,南部藩下屋敷であったのが坂名の由来。明暦2 (1656) 年赤穂藩浅野家の下屋敷となり,「義士伝」に伝える「南部坂雪の別れ」の舞台となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「南部坂」の解説

南部坂〔港区赤坂〕

東京都港区赤坂にある坂の名。江戸時代初期に盛岡南部家の屋敷があったことにちなむ。忠臣蔵の「南部坂雪の別れ」の舞台として有名。

南部坂〔港区南麻布〕

東京都港区南麻布にある坂の名。江戸時代、付近に赤坂から移転してきた盛岡南部家の屋敷があったことから。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android