南部釜(読み)ナンブガマ

デジタル大辞泉 「南部釜」の意味・読み・例文・類語

なんぶ‐がま【南部釜】

盛岡一帯で鋳造される茶の湯釜延宝(1673~1681)ごろに京都の釜師小泉仁左衛門清行が盛岡に移り、黒木山の鉄、北上川砂鉄で鋳造を開始したとされる。

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精選版 日本国語大辞典 「南部釜」の意味・読み・例文・類語

なんぶ‐がま【南部釜】

  1. 〘 名詞 〙 南部地方から産出する釜。延宝年間(一六七三‐八一)に、京都の釜師小泉仁左衛門清行が盛岡に移住し、黒木山の鉄と北上川の砂鉄で鋳造したもの。
    1. [初出の実例]「其第一を占るものは鉄瓶なり世にこれを南部釜(ナンブカマ)と云ふ」(出典風俗画報‐一六〇号(1898)漫録)

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