南風 カオル(読み)ナンプウ カオル

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「南風 カオル」の解説

南風 カオル
ナンプウ カオル


職業
俳優

本名
大州 馨(オオス カオル)

別名
旧芸名=中野 カホル(ナカノ カオル)

グループ名
トリオ名=座ニッポンズ(ザニッポンズ)

生年月日
昭和6年 1月1日

出生地
東京都

経歴
両親が女剣劇・中野弘子一座の俳優だったことから、3歳で初舞台を踏み、5歳で“チンピラ劇”の座長となり一世を風靡。弟はタップダンスの中野ブラザーズ。昭和14年吉本興業と専属契約を結び、関西方面で活躍。30年南風カオル劇団を旗揚げ。大衆演劇の人気俳優となり、テレビドラマ「江戸っ子金太捕物帖」に主演、40年代に解散。その後に結成したトリオ、座・ニッポンズを解散後も脇役として舞台に立ち続け、舟木一夫や小林幸子の新宿コマ公演などに参加。一方、小劇場ビプランシアターを拠点に年数回「刃傷松の廊下」などの一人芝居を続ける傍ら、若手大衆演劇俳優の指導にあたった。平成7年三越劇場で南風カオル芸能生活60周年記念公演を開催した。

没年月日
平成21年 4月15日 (2009年)

家族
弟=中野 啓介(タップダンサー),中野 章三(タップダンサー)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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