単斜燐鉄鉱(読み)たんしゃりんてっこう

最新 地学事典 「単斜燐鉄鉱」の解説

たんしゃりんてっこう
単斜燐鉄鉱

phosphosiderite

化学組成FePO4・2H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群P21/n, 格子定数a0.532nm, b0.987, c0.869, β90.60°, 単位格子中4分子含む。板状~繊維状結晶のぶどう状,皮殻状集合。無~黄~ピンク~赤紫色,透明~半透明,ガラス~亜樹脂光沢。劈開{010}に良好。硬度3.5~4,比重2.76。薄片では無~淡ピンク~洋紅色,屈折率α1.692, β1.725, γ1.738, 2V(-)62°, 光分散r>vきわめて強。りん鉄鉱(直方)と同質異像で,メタりん鉄鉱(metastrengite)とも。リンペグマタイト中に広く産するほか,日本では長野県茅野市諏訪鉱山の温泉沈殿性鉄鉱層中に産出。りん鉄鉱と共生することが多い。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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