単胞子(読み)たんほうし(その他表記)monospore

日本大百科全書(ニッポニカ) 「単胞子」の意味・わかりやすい解説

単胞子
たんほうし
monospore

胞子嚢(のう)内に1個のみ生ずる不動胞子鞭毛(べんもう)がなく運動性のない胞子)をいい、褐藻植物紅藻植物にみられる。単胞子は発芽して、単胞子を生じた体と同じ核相形態の体となる。紅藻植物においては配偶体、4分胞子体のいずれにも形成される。

吉崎 誠]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android