博西神社(読み)はかにしじんじや

日本歴史地名大系 「博西神社」の解説

博西神社
はかにしじんじや

[現在地名]新庄町大字寺口

新庄町寺口てらぐち大屋おおや境界の鬱蒼とした森に鎮座。神社東方一帯から弥生時代の遺物が出土する。下照姫したてるひめ命・菅原道真を祀る。旧村社。もと倭文しどり神社とも称し、天羽雷あめのはずち命を祀っていたが、大永年中(一五二一―二八)布施行国が菅原道真を祀って二座としたと伝え、明治初年に天羽雷命を下照姫命とし、現在に至る。墓西神社とも書き(灯籠銘)屋敷山やしきやま古墳の西を意味する名であろう。天羽雷命を祀った由縁は明らかでなく、口碑に現奈良県當麻町太田おおたにあった棚機たなばたの森から布施氏が勧請したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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