占見新田村(読み)うらみしんでんむら

日本歴史地名大系 「占見新田村」の解説

占見新田村
うらみしんでんむら

[現在地名]金光町占見新田

里見さとみ川の北、現町域の中央部に位置。東は八重やえ村、西は占見うらみ村、北は山を境に上竹かみだけ村。鴨方かもがた往来が通る。元文(一七三六―四一)頃の鴨方領明細帳(池田家文庫)には字として道木みちぎ福永ふくなが・ごまや(胡麻屋)道前どうぜんが記される。道木・福永・胡麻屋はもと占見村に属していたが、当村成立とともに村地の改編が行われたものと考えられる。「備中誌」によれば寛文一〇年(一六七〇)に開発され、同一二年の岡山藩の鴨方藩分知により成立(撮要録)。貞享元年(一六八四)の信州様御分知御見合帳に、占見村の内として高一千一四三石余が書上げられ、当村にあたる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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