世話人(読み)セワニン

精選版 日本国語大辞典 「世話人」の意味・読み・例文・類語

せわ‐にん【世話人】

  1. 〘 名詞 〙 他人仲間のめんどうをよくみる人。商取引縁談などの仲介をする人。また、団体や会合などを組織、または運営する際に、そのめんどうをみる人。世話役。世話焼き。
    1. [初出の実例]「此度主人清盛公の愛妾常盤御前、大蔵卿へ改嫁の世話人(セワニン)播磨の大掾広盛」(出典浮世草子鬼一法眼虎の巻(1733)五)
    2. 「浅草のおく山で博覧会をするつもりだからそのときせわにんになってくれろと」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の世話人の言及

【世話役】より

…社会集団においてそのとりまとめや事務処理にあたる役であり,その人物を一般に世話人という。村落社会には多くの集団が存在するが,そのなかで世話役が設定されるのは各種の日待(ひまち)や(こう)である。…

※「世話人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む