印刷者マーク(読み)いんさつしゃまーく(その他表記)printer’s device

図書館情報学用語辞典 第5版 「印刷者マーク」の解説

印刷者マーク

印刷業者が図書に表示した自分(自社)の標章.このマークは,ヨーロッパ活版印刷が始まるとしばらくして採用されるようになったばかりでなく,同じ図柄が店の外に看板として吊りさげられて,宣伝効果をあげたようである.マヌーツィオ(Aldus Manutius 1450?-1515)の錨とイルカ,トリ(Geoffroy Tory 1480?-1533)の壊れ瓶,キャクストン(William Caxton 1422?-1491)のWとCのマークなどが初期の印刷者マークとしては有名である.銘文が添えられたマークもあり,印刷者の信条を垣間見ることができる.印刷業と出版業が分離するようになると,印刷業者ではなく出版業者の標章(publisher’s device)が表示されるようになった.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む