印南別嬢(読み)いなみの わきいらつめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「印南別嬢」の解説

印南別嬢 いなみの-わきいらつめ

古代伝承上の女性。
丸部(わにべ)氏の祖比古汝茅(ひこなむち)の娘。母は吉備比売(きびひめ)。美人で,景行天皇と結婚した。死後,遺体印南川(加古川)の上をはこばれる途中,つむじ風のために行方不明になったという。播磨(はりま)(兵庫県)各地地名説話に登場する。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android