危気(読み)あぶなげ

精選版 日本国語大辞典 「危気」の意味・読み・例文・類語

あぶな‐げ【危気】

  1. ( 形容詞「あぶない」の語幹接尾語「げ」の付いたもの )
  2. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 多く「あぶなげ(が)ない」の形で用いる ) あぶなそうなこと。不安に思う点、また、気持。あやうげ。
    1. [初出の実例]「復せうずと云も、よろづの道に順て、あぶなげもないぞ」(出典:土井本周易抄(1477)三)
    2. 「間三尺も隔てて居れば落ち付いて見られる。あぶな気なしに見られる」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一)
  3. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 あぶなそうで、不安なさま。
    1. [初出の実例]「馬はいと脚弱きに、あぶなげなれど」(出典:書陵部本春のみやまぢ(1280)一一月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む