卵紅(読み)タマゴベニ

精選版 日本国語大辞典 「卵紅」の意味・読み・例文・類語

たまご‐べに【卵紅】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の小道具の一つ。血を見せる場面で、卵の殻に小さな穴をあけて紅をとかして入れておいたのをつぶして出す。
    1. [初出の実例]「玉子紅(たまごベニ)とか云ふものを口へ含んで、糊紅を隠して」(出典落語素人芝居(1896)〈四代目橘家円喬〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む