卵紅(読み)タマゴベニ

精選版 日本国語大辞典 「卵紅」の意味・読み・例文・類語

たまご‐べに【卵紅】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の小道具の一つ。血を見せる場面で、卵の殻に小さな穴をあけて紅をとかして入れておいたのをつぶして出す。
    1. [初出の実例]「玉子紅(たまごベニ)とか云ふものを口へ含んで、糊紅を隠して」(出典落語素人芝居(1896)〈四代目橘家円喬〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む