卵紅(読み)たまごべに

精選版 日本国語大辞典 「卵紅」の意味・読み・例文・類語

たまご‐べに【卵紅】

〘名〙 歌舞伎小道具一つ。血を見せる場面で、卵の殻に小さな穴をあけて紅をとかして入れておいたのをつぶして出す。
落語素人芝居(1896)〈四代目橘家円喬〉「玉子紅(たまごベニ)とか云ふものを口へ含んで、糊紅を隠して」

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デジタル大辞泉 「卵紅」の意味・読み・例文・類語

たまご‐べに【卵紅】

歌舞伎の小道具の一。卵の殻に小さな穴をあけて血紅のりべにを入れたもの。血を見せる場面で、これをつぶして用いる。

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