厚波村(読み)あつぱむら

日本歴史地名大系 「厚波村」の解説

厚波村
あつぱむら

[現在地名]和良村三庫みくら

鬼谷おんだに川の枝谷厚波川流域に位置し、北は東野ひがしの村、南は小那比おなび(現八幡町)戸川とがわ(現益田郡金山町)と山境をなす。正保郷帳に村名があり、郡上藩領で、田方四石余・畑方六石余。元禄六年(一六九三)旗本井上正長領となり、正徳二年(一七一二)以後幕府領。文化八年(一八一一)の村明細帳では、家数六(すべて高持百姓)・人数三九、馬三。御林一があり、六町七反余。山中の村のため、年貢米は他村で買って納めていたが、割元が買米代金をつり上げているという訴えが和良筋幕府領村から起こされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む