原中最秘抄(読み)ゲンチュウサイヒショウ

デジタル大辞泉 「原中最秘抄」の意味・読み・例文・類語

げんちゅうさいひしょう〔ゲンチユウサイヒセウ〕【原中最秘抄】

源氏物語の注釈書。2巻。源光行親行共著水原抄」に、親行の子の義行、孫の行阿が代々加筆し、貞治3年(1364)に成立。題は「水原抄」の中の最も秘たる部分の抄録解説を加えた秘伝の書の意。光行に始まる河内方かわちがた学説を知る上で貴重な資料

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