原峠(読み)あしはらとうげ

日本歴史地名大系 「原峠」の解説

原峠
あしはらとうげ

高取町南端にあり、古来、大和国中くんなかから吉野に入る重要交通路。土佐とさ村と芦原村(現吉野郡大淀町)を結ぶため土佐芦原越ともいう(庁中漫録)。「多聞院日記」永禄九年(一五六六)一一月二四日条に「天川へ参ニハ下市越か近候也、八木よりあしはらたうけへこして、下市へとをり、ひろせへ通也、八木迄ハ六里、下市迄ハ十里也、下市よりひろせ迄ハ五十丁也、下市ヨリ天河迄ハ六里也」とあり、現橿原かしはら八木やぎ町から芦原峠を経て現吉野郡天川てんかわ村へ至る行程を示している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む