最新 地学事典 「原油基」の解説
げんゆき
原油基
base of crude oil
原油は主成分の炭化水素の種類によって性質が異なる。原油の区別は含有炭化水素の精密な化学分析によることは困難で,主成分の炭化水素組成で分類している。パラフィン系炭化水素に富むものをパラフィン基原油,ナフテン系炭化水素に富むものをナフテン基原油またはアスファルト基原油,両者の中間の組成のものを中間基原油または混合基原油,芳香族炭化水素に富むものを芳香族基原油とする。基の分類法としては,1)軽質留分と重質留分との比重から区分する方法(軽質分:40以上パラフィン基・33以下ナフテン基,重質分:30以上パラフィン基・20以下ナフテン基),2)比重・沸点から得たUOP特性係数で区分する方法(12.5以上をパラフィン基,11.45以下をナフテン基,12.5~11.45を中間基,10以下を芳香族基),3)粘度-比重定数による方法,4)留分の相関係数による方法,などがある。
執筆者:木下 浩二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

