共同通信ニュース用語解説 「原発と火山噴火」の解説
原発と火山噴火
九州電力川内原発は原子力規制委員会の審査に合格したが、約3万年前の巨大噴火で火砕流が及んだ場所にある。九電は「巨大噴火の可能性は十分低いが、兆候が生じていないか監視する」と火山監視を運転条件とした。規制委は監視結果の評価部会を原子炉安全専門審査会に設置すると決め、昨年末に火山学者ら6人を委員に選んだ。評価部会は火砕流など原発の設計想定を超える事態に備えた運転停止命令の判断基準を議論する予定。具体的な監視データの評価も行い、巨大噴火の恐れがある場合は停止命令の要否にも意見する。ただ実際に兆候がつかめるかどうかは科学的に未知数だ。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報