ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原腸形成」の意味・わかりやすい解説 原腸形成げんちょうけいせいgastrulation 嚢胚形成ともいう。後生動物の発生において,原腸の形成される過程。胞胚期まで胚表に配列していた細胞群が,胚内に移動し原腸がつくられる。その際胚表面の移動は統一のとれた一連の運動を伴い,陥入,おおいかぶせ,巻込みなどの現象が組合わさって起る。胚の初期発生においてきわめて重要な時期で,物質代謝の面でも著しい変化がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by