厭苦(読み)えんく

精選版 日本国語大辞典 「厭苦」の意味・読み・例文・類語

えん‐く【厭苦】

  1. 〘 名詞 〙 いとい苦しむこと。非常にいやがること。
    1. [初出の実例]「厭苦の便りとせば、心に叶はぬ妻子等の悪縁、みな善知識たるべし」(出典:梵舜本沙石集(1283)七)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐循吏伝・孟嘗〕

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普及版 字通 「厭苦」の読み・字形・画数・意味

【厭苦】えんく

いとい苦しむ。〔捜神記、一〕陰生は、長安渭橋の下の乞小兒なり。常に市中於て(こ)ふ。市中厭し、糞を以て之れに灑(そそ)ぐ。~之れに灑ぎしの家、居室自ら壞(やぶ)る。

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