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捜神記 そうじんき Sou-shen-ji

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

捜神記
そうじんき
Sou-shen-ji

中国,六朝時代の文語志怪小説集。晋の干宝 (かんぼう) の著。神仙,道術,妖怪などから動植物の怪異,吉兆,凶兆の話など奇怪な話を記す。著者の干宝は有名な歴史家であるが,身辺に死者が蘇生する事件が再度起ったことに刺激され,古今の奇談を集めて本書をつくったという。

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デジタル大辞泉の解説

そうじんき〔サウジンキ〕【捜神記】

中国、六朝時代の志怪小説集。20巻本と8巻本が伝わる。東晋の干宝(かんぽう)の編。神仙・鬼神妖怪・死者の再生・動物の報恩復仇などの伝説や怪談を収める。

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百科事典マイペディアの解説

捜神記【そうしんき】

中国の怪異説話集。晋の歴史家干宝(かんぽう)(生没年不詳)の編集にかかる。原書はいったん失われ,現存20巻。神仙,方士,異物異聞,妖怪などに関する470編の説話を集める。

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世界大百科事典 第2版の解説

そうしんき【捜神記 Sōu shén jì】

中国,東晋の歴史家の干宝(かんぽう)の著。志怪(しかい)小説の代表作。埋葬後十数年たってよみがえった父の妾,また数日間の気絶状態から息をふきかえした兄がいずれも冥界の様子を語ったのに感じて著されたという。冥界物語のほか,古代神話や民間説話の宝庫でもある。《日本国見在書目録》にも著録されている。原書はいったん失われ,現在では20巻と8巻の2種のテキストが存するが,20巻本のほうがよく原型を伝える。【吉川 忠夫】

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大辞林 第三版の解説

そうしんき【捜神記】

中国、六朝時代の短編小説集。三〇巻。現存するのは二〇巻本と八巻本。東晋とうしんの干宝撰。四世紀に成立。神仙・霊鬼などについての怪異談を多く含む。後世の小説に多くの素材を提供した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

捜神記
そうじんき

中国、六朝(りくちょう)時代の志怪(しかい)書。20巻。東晋(とうしん)の歴史家干宝(かんぽう)(317ころ在世)の著。彼は当代一流の学者・文章家であったが、超自然的な摂理の虚妄でないことを明らかにしようとして本書を著した。当時これに類する志怪書が数多く著されたが、なかでも『捜神記』は、比較的初期のもので、文章も優れ、神仙、方士(ほうし)、占卜(せんぼく)、風神、雷神など天地の神々、吉兆、凶兆、孝子烈女、妖怪(ようかい)、異婚異産、死者の再生、幽鬼幽界、動物の報恩復仇(ふっきゅう)など、内容も多彩で、中国の説話の宝庫であり、また、唐代の伝奇など、後世の小説に題材を提供している点で、説話学や文学史上高く評価される。原テキストは失われ、現存のテキストは、明(みん)の万暦年間(1573~1619)の刊行である。八巻本も伝えられるが、20巻本のほうが原著のおもかげを、より色濃く伝えている。[竹田 晃]
『竹田晃訳『捜神記』(平凡社・東洋文庫)』

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世界大百科事典内の捜神記の言及

【干宝】より

…また《易》や《周礼》などの古典に注を付けた。しかし干宝の名が後世に記憶されるのは,《捜神記》30巻を著したことによってである。《捜神記》は,南北朝時代を通じて数多く著された〈志怪小説〉と呼ばれる一群の怪異の記録の代表作。…

【中国文学】より

… 〈小説〉はもともとささいな雑記の集録であった。魏・晋以後二つの方向をとり,干宝の《捜神記》と劉義慶の《世説(せせつ)新語》とがそれぞれを代表する。前者は怪異談を集め,超自然への恐れを核とする幻想の拡大へ向かい,仏教や道教の霊験記の類と親近性がある。…

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