参す(読み)マイス

デジタル大辞泉 「参す」の意味・読み・例文・類語

まい・す〔まゐす〕【参す】

[動サ下二]《「まいらす」の音変化》
「与える」「やる」の意の謙譲語。さしあげる。進上する。
「君に―・せう、京絵描いたる扇を」〈田植草紙
補助動詞)動詞の連用形に付いて、その動作をしてさし上げる意を表す。…し申し上げる。
使者が聞くほどに、心得させ―・せうとて、足を踏むぞ」〈史記抄・淮陰伝〉
[補説]本来は下二段活用であるが、「大后にいはせまいしたぞ」〈史記抄・竇田伝〉のように、のちにサ変にも活用した。

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精選版 日本国語大辞典 「参す」の意味・読み・例文・類語

さん‐・す【参】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙さんする(参)

まい・すまゐす【参】

  1. まいする(参)

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