共同通信ニュース用語解説 「参院選「合区」」の解説
参院選「合区」
議員1人当たりの有権者数が選挙区ごとに異なるために生じる「1票の格差」是正のため、2016年に導入された制度。人口の少ない「鳥取・島根」「徳島・高知」の隣接2県を一つの選挙区に統合し、改選定数を1とした。13年の参院選を巡り、最高裁が「違憲状態」と判断したことを踏まえた対応。投票率低下などの弊害が指摘されており、地方の声が届かなくなると懸念する声は強い。自民党は合区候補を出せない県を救済するため、比例代表で候補が優先的に当選する「特定枠」の創設を主導した。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報