参院選「1票の格差」

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参院選「1票の格差」

議員1人当たりの有権者数が選挙区ごとに異なるため、1票の価値格差が生じる問題。法の下の平等を定めた憲法に反するとして、選挙無効を求める訴訟が繰り返されている。最高裁は最大格差が5倍程度だった2010年と13年の参院選を「違憲状態」と判断制度の見直しを促した。16年参院選では隣接県を一つの選挙区にする合区を導入し、格差は最大3・08倍に縮小。19年参院選は最大3・00倍。参院選格差訴訟で最高裁が違憲と判断したことはない。

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参院選1票の格差

議員1人当たりの有権者数が選挙区ごとに異なるため、1票の価値に格差が生じる問題。法の下の平等を定めた憲法に違反するなどとして、選挙無効を求める訴訟が繰り返されている。訴訟では投票価値の不平等が著しければ「違憲状態」、その状態を国会が適切な期間内に是正しなければ「違憲」、その上で選挙をやり直しても公益を著しく害さないと判断すれば「無効」の判決になる。参院選格差訴訟で、最高裁が違憲の判断を示したことはない。

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