友船(読み)トモブネ

デジタル大辞泉 「友船」の意味・読み・例文・類語

とも‐ぶね【友船/伴船】

連れ立って行く船。
同じ船に一緒に乗ること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「友船」の意味・読み・例文・類語

とも‐ぶね【友船・伴船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つれだって航行する船。片船。また、江戸時代単独で出港することを許されなかった御城米積船に同行する廻船類船(るいせん)
    1. [初出の実例]「五月雨のせとにほどふる友舟は日影のささむをりを社まて」(出典:清輔集(1177頃))
  3. 同じ船にいっしょに乗ること。また、相乗りの船。
    1. [初出の実例]「こがれ出なん事はくるしな 見ずしらぬ此友舟にあひのりて〈宗砌〉」(出典:竹林抄(1476頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android