双幅(読み)ソウフク

デジタル大辞泉 「双幅」の意味・読み・例文・類語

そう‐ふく〔サウ‐〕【双幅】

左右一対いっついに仕立てられた書画掛け物対幅ついふく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「双幅」の意味・読み・例文・類語

そう‐ふくサウ‥【双幅】

  1. 〘 名詞 〙 二つ一対になっている掛物対幅(ついふく)対軸(ついじく)
    1. [初出の実例]「全然似寄らぬマドンナを双幅見せろと逼ると同じく」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)

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世界大百科事典(旧版)内の双幅の言及

【掛物】より

…また同種の内容のものを同じ表装で仕立てることによって対幅(ついふく)が生まれる。対幅には双幅(例:柿栗図,竜虎図),三幅対(例:観音,猿,鶴),四幅対(四季山水図),六幅対(屛風絵),八幅対(八景図),十二幅対(十二ヵ月)などがあげられる。なお,これらはいずれも対等の価値にあるが,三幅対の場合のみは三尊仏の影響もあって中がとくに尊重される。…

※「双幅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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