…掛物の内容は書画であるが,おもな種類には仏画,古画(山水画,花鳥画,人物画,詩画軸),装飾画,写生画,新画,墨跡,古筆,一行(いちぎよう),画賛,消息(手紙を表装したもの),色紙,短冊,懐紙,断簡(巻物を切ってその一部を表装したもの)などがあげられるが,その区別は画然としないものもある。また同種の内容のものを同じ表装で仕立てることによって対幅(ついふく)が生まれる。対幅には双幅(例:柿栗図,竜虎図),三幅対(例:観音,猿,鶴),四幅対(四季山水図),六幅対(屛風絵),八幅対(八景図),十二幅対(十二ヵ月)などがあげられる。…
※「対幅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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