日本歴史地名大系 「双水村」の解説 双水村そうずいむら 佐賀県:唐津市双水村[現在地名]唐津市双水松浦川が松浦潟へと流れる出口にあたる。川の両岸は丘陵が迫って狭くなっているため、右岸の双水村は、しばしば堤防決壊による洪水を受けた。また一方、村の南東部は丘陵地で水利に乏しく、鯰川・入道原・迫・大塚などの溜池がある。正保絵図に「双水村」とみえ、文化年中記録に畝数二一町九段二〇歩半とある。「九州治乱記」は建武五年(一三三八)三月、筑後国石垣山(いしがきやま)合戦の注進状の交名に「一、寒水井彦次郎」の武士名を記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by