反措定(読み)はんそてい

精選版 日本国語大辞典 「反措定」の意味・読み・例文・類語

はん‐そてい【反措定】

  1. 〘 名詞 〙 一般にある観念言明に対立した反対の観念や言明。哲学で、事実を表わす命題肯定命題に対立しておかれるもう一つの命題。たとえばカントで「世界は有限である」という命題に対しておかれた「世界は無限である」という命題のたぐい。アンチテーゼ。〔普通術語辞彙(1905)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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