取って(読み)トッテ

デジタル大辞泉 「取って」の意味・読み・例文・類語

とっ‐て【取って】

[連語]
数え年年齢をいうときに用いる語。今年を数えに入れて。「当年取って27になります」
(「…にとって」の形で)…としては。…の立場からすると。…からみて。「私に取って大した問題ではない」「人類取って貴重な財産となる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取って」の意味・読み・例文・類語

とっ‐て【取て】

  1. 〘 連語 〙 ( 「と(取)りて」の変化した語 )
  2. 年齢を数えるときにいう語。数え年の年齢をいうときに用いる。今年を数え入れて。
    1. [初出の実例]「わたしが年は、とって十才」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)序幕)
  3. ( 「…にとって」の形で ) …を中心として考えると。…の立場からすると。
    1. [初出の実例]「ワガミニ totteua(トッテワ) カナイガタイ」(出典:天草本伊曾保(1593)炭焼と洗濯人の事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android