取親(読み)とりおや

精選版 日本国語大辞典 「取親」の意味・読み・例文・類語

とり‐おや【取親】

〘名〙
① 養育してくれる親。やしないおや。
※閑居友(1222頃)下「このとりむすめ、さきにたちて身まかりにけり。〈略〉このとりおやまたうせぬ」
養子縁組奉公入りの保証人として、仮に立てた親。かりのおや。かりおや。
※俳諧・類船集(1676)以「烏帽子おや具足おやとりおやと云も家の子歟」

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普及版 字通 「取親」の読み・字形・画数・意味

【取親】しゆしん

娶る。

字通「取」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の取親の言及

【取子】より

…仮の親子関係の一つ。取子に対する仮の親が取親または取子親である。生まれた子どもが虚弱だったり,今までの子どもがみな弱くて早死したりした場合などに,取親をたのむ。…

※「取親」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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