口を寄す(読み)くちをよす

精選版 日本国語大辞典 「口を寄す」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 寄(よ)

巫女(みこ)霊魂を招いて自分にのりうつらせ、その口から思いを述べさせる。口寄せをする。
御伽草子花鳥風月(古典文庫所収)(室町末)「人をあつさにかけて、くちをよすること、しんへんふしぎの、みこにて候」
※咄本・初音草噺大鑑(1698)四「梓神子(あづさみこ)をよびて口をよせさせければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android