口上触れ(読み)コウジョウブレ

精選版 日本国語大辞典 「口上触れ」の意味・読み・例文・類語

こうじょう‐ぶれコウジャウ‥【口上触】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎で、口上幕の始まる前に楽屋頭取がこれから口上が始まることを触れること。また、所作事の始まる前に、役割、演奏者名などを述べること。
    1. [初出の実例]「三幕目の口上触れ済むと、直に三味線入りの馬士唄になり」(出典:歌舞伎・霊験曾我籬(1809)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android