日本歴史地名大系 「口和町」の解説 口和町くちわちよう 広島県:比婆郡口和町面積:一〇八・四六平方キロ比婆郡西端に位置し、東は比和(ひわ)町と庄原市、南は庄原市、西は双三(ふたみ)郡君田(きみた)村、北は高野(たかの)町と接する。北部に釜峰(かまみね)山(七八八メートル)・笠尾(かさお)山(一〇一九メートル)・八国見(やくにみ)山(八四五メートル)・野呂(のろ)山(八四四メートル)などの山々が連なり、この北部山地に発する藤根(とうね)川・湯木(ゆき)川が南流し、宮内(みやうち)川と竹地谷(たけちだに)川が合流して萩(はぎ)川となり、それぞれ西城(さいじよう)川に注ぎ、耕地はこれら河川の沿岸に散在する。湯木川中流域の永田(ながた)および宮内川下流域の向泉(むこういずみ)が比較的開けた地形で、小盆地をなす。国鉄芸備線の通る三次(みよし)市および庄原市へ一八キロの位置にあり、県道は三次―新市(しんいち)線、三次―安来(やすぎ)線、庄原―永田線が通る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報