安来(読み)やすぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

島根県東部,中海南岸にある地域。旧市名。 1954年安来町と飯梨,赤江,荒島,島田,大塚の5村が合体して市制。 2004年 10月に広瀬町,伯太町と合併し,新生安来市となった。江戸時代には山陰道宿場町松江藩の外港として繁栄。米の集散地として知られた。背後に砂鉄産地を控え,早くから刃物の製造が発達し,多くの刀匠が輩出。明治中期に近代的金属工場が立地し,現在も鉄鋼,金属製品の生産が多く,中海新産業都市指定地域の中核タケノコ果樹の栽培のほか酪農も行なわれる。岩舟古墳,造山古墳,仲仙寺古墳群,安来一里塚などの史跡がある。「安来節」の発祥地としても知られ,製鉄に関する和鋼博物館がある。鷺ノ湯温泉,重要文化財を多く所蔵する清水寺があり,付近は清水月山県立自然公園に属する。 JR山陰本線,国道9号線が通じる。

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大辞林 第三版の解説

島根県東部、中海なかうみに臨む市。山陰道の宿場町・港町、また出雲鋼いずもはがねの産地として栄えた。現在も製鋼業が行われる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

島根県北東部の地名。中海(なかうみ)南岸に面する。古来日本海の要港で、米の集散地、砂鉄を原料とする出雲鋼(いずもはがね)の産地・移出港として栄えた。現在でも砂鉄を原料とする特殊鋼ヤスキハガネの生産が行なわれている。梨・たけのこ・いちごなどを特産とする。昭和二九年(一九五四)市制。

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