口小野村(読み)くちおのむら

日本歴史地名大系 「口小野村」の解説

口小野村
くちおのむら

[現在地名]出石町口小野

袴狭はかざ村の北、六方ろつぽう(小野川)の上流域に位置する。正保(一六四四―四八)頃に成立した国絵図に村名がみえ、高三三四石余。宝永三年(一七〇六)の差出帳控(西村家文書)によると高三四五石余、うち引高六石余、残高三三八石余の反別は二八町五反余で、内訳は田方二五町九反余・畑方二町五反余。ほかに延宝五年(一六七七)高入れの新発田畑一二石余、元禄五年(一六九二)高入れの新発田畑二石余、同七年高入れの新発田畑一斗余、宝永元年高入れの新発田畑二石余などがあり、家数五六(うち田地持百姓二三)・人数二八〇、牛一五。出石封内明細帳では拝領高三一八石余・改出高二六石余とあり、家数六二・人数二九〇、小物成として山手米一石三斗余・茶代米一石余、桑代の真綿一貫七六匁余ほかを納めていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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