小野川(読み)おのがわ

日本歴史地名大系 「小野川」の解説

小野川
おのがわ

筑波郡谷田部やたべ小野崎おのざきに源を発し、東南に流れ、龍ケ崎市大塚おおつかの東で土浦市の乙戸おつと沼に源を発する乙戸川(全長約一五キロ)と合流し、松山まつやまの南側で北東に流路を変え、江戸崎清水しみず川・花指はなさし川を合流し、霞ヶ浦に注ぐ。全長約三六・四五キロ。江戸時代には諸物資の運搬に利用され、河口には江戸崎のはま河岸、高田の横町たかたのよこまち河岸、鳩崎はとざきの鳩崎河岸があった。

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改訂新版 世界大百科事典 「小野川」の意味・わかりやすい解説

小野川[温泉] (おのがわ)

山形県米沢市小野川町にある温泉。承和年間(834-848)に温泉を発見したと伝えられ,小野小町にちなむ故事が多い。ラジウム含有量の多い弱食塩泉で,泉温75℃。米沢藩主上杉治憲(鷹山)は温泉より採塩している。市の中心街より南西へ7km,鬼面(おもの)川の支流大樽川に沿う閑静な温泉地で,近くに小野川スキー場,老人福祉センターなどがある。
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百科事典マイペディア 「小野川」の意味・わかりやすい解説

小野川[温泉]【おのがわ】

山形県米沢市,市街の南西7km,大樽(おおだる)川に沿う。含硫化水素弱食塩泉。76℃。小野小町が開いたという伝説があり,江戸時代には21軒の旅館があった。ダイズアズキのもやし,ミツバ早期栽培に湯尻が利用される。

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事典・日本の観光資源 「小野川」の解説

小野川

(千葉県香取市)
日本の重要湿地500指定の観光名所。

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