口綿入(読み)くちわたいれ

精選版 日本国語大辞典 「口綿入」の意味・読み・例文・類語

くちわた‐いれ【口綿入】

  1. 〘 名詞 〙 すその袘(ふき)袖口に綿を入れて仕立てた着物口綿のはいっている和服。くちわた。
    1. [初出の実例]「袷広袖、口綿入(クチワタイ)れ、やつし、下に浴衣を着たる船宿の形(なり)」(出典:歌舞伎・杜若艷色紫(1815)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android