口軽(読み)クチガル

デジタル大辞泉 「口軽」の意味・読み・例文・類語

くち‐がる【口軽】

[名・形動]
口数が多く、無用のことまで軽々しくしゃべること。秘密などをすぐ人にもらすこと。また、そのさま。「口軽で信用できない」⇔口重くちおも
すらすらとものを言うこと。また、そのさま。⇔口重くちおも

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口軽」の意味・読み・例文・類語

くち‐がる【口軽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. よく考えないで、軽率にものを言うこと。また、そのさま。余計なことまでしゃべってしまうほど、口数の多いこと。
    1. [初出の実例]「又口軽にあたらしく、人もふるさぬ所を心にかけてよめと教へ侍れば」(出典:東野州聞書(1455頃)一)
    2. 「それが口軽な女房であれば二三歩行(や)り過しては」(出典:土(1910)〈長塚節〉八)
  3. 軽快で巧みな話し方のようす。
    1. [初出の実例]「御身達が口がるな物いひ」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)湊)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む