古めく(読み)フルメク

デジタル大辞泉 「古めく」の意味・読み・例文・類語

ふる‐め・く【古めく】

[動カ四]
古びてみえる。古風である。旧式である。
「わりなう―・きたる鏡台」〈末摘花
老人くさくみえる。
「泣き給ふも、―・い給ふしるしの涙もろさにや」〈竹河

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「古めく」の意味・読み・例文・類語

ふる‐め・く【古めく】

〘自カ五(四)〙 (「めく」は接尾語)
① 古びて見える。長い年月がたっているように見える。また、様式考え方などが古風である。古びる。
蜻蛉(974頃)上「かへし、いとふるめきたり」
② 老人らしく見える。年寄りじみて見える。
源氏(1001‐14頃)朝顔「いとふるめきたる御けはひ」

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