古世町(読み)こせちよう

日本歴史地名大系 「古世町」の解説

古世町
こせちよう

[現在地名]亀岡市東竪ひがしたつ町・西竪町よこ

城郭のほぼ南東に位置。三宅みやけ町の西に続く京街道筋東西の町並が古世竪町、同町西端を北に折れ古世門までの南北の町並が古世横町。町は古世村分で、築城に際し古世村民を移して形成した。

竪町は長さ一八〇間、天保一二年(一八四一)の「桑下漫録」では戸数八三。町の南裏は家中屋敷、織田信長の供養五輪塔のある聖隣せいりん(現聖隣寺)城主菅沼父子および殉死者の墓のある宗堅そうけん寺がある。両寺は小早川秀秋が城主の時、毎年米二石を寄進していた城下五ヵ寺の中に入っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android