古人の糟粕をなめる(読み)こじんのそうはくをなめる

精選版 日本国語大辞典 「古人の糟粕をなめる」の意味・読み・例文・類語

こじん【古人】 の=糟粕(そうはく)[=涎(よだれ)・唾(つばき)]をなめる

  1. 古人の説に頼るだけで、自分意見のないことをたとえていう語。また、昔の聖人のつくりあげたものの形式にばかりこだわって、その精神を忘れ、昔の人から、少しも進歩しないことをたとえていう語。
    1. [初出の実例]「人の心言葉を取るをば、古人のつばきをなむるなどとて、先人恥ぢしめ侍り」(出典:ささめごと(1463‐64頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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